‌中古住宅を購入されたお客様より、新畳製作の御依頼を頂きました。

本物の畳を敷きたいんです！

とのお客さまからのご要望でした。

既存の畳は建材畳床でしたが、ふんわり弾力性のある宮城県産稲わら畳床へ変更。

畳床は酒井寅雄商店

完全乾燥稲わら畳床　ベイクアウト仕様

寸法通りに裁断する前に、その少し内側を縫い留めしていきます。

経年での膨らみを抑える事ができます(^^)

天然イ草に、純綿素材の黒無地の畳縁、そして稲わら畳床。

畳はとてもシンプルながら、素材は一級品であり、見た目も本質の部分もとても素敵なお部屋へとなりました。

床下には、オプションの炭シートを採用していただきました。

また、床の間は板張りでしたが畳に変更されるという事で、こちらには床の間用の畳表、

龍鬢(リュウビン)表　小目+稲わら畳床を使用。

普通の畳表と比べると少し目の大きな畳表になります。約1寸目になります。

泥染めされたイ草を水洗いし、天日干しして、風が強くなったり雨が降れば取り込んで、また天気が良くなれば天日干ししてと、イ草が黄金色になるまで繰り返して、綺麗に焼けたイ草のみを使用して織り上げていきます。

紋縁を縫い付ける事が多いですが、壁紙に合わせた今色No.1を選ばれました。

全ての畳を敷き込み、お部屋が完成すると、お客様から

良い感じ！

ふんわりしたこの感触が気持ち良い！

ゴロゴロしたくなるね！

と、嬉しい御言葉も頂きました。

この度は御用命頂き、誠に有難うございました。