新畳製作[縁付き畳 宮城県産稲わら畳床仕様] 宮城県多賀城市
- BEFORE
- AFTER
日頃よりお世話になっていると塗装屋さんより、『畳を新しくしたい』というお客様を御紹介いただきました。
現在の状況を確認するためお伺いすると、畳表の表面が経年でボロボロになり、ささくれて座ると衣服に着くのも気になると相談いただきました。
畳表のサンプルを触って厚みやイ草の詰まり具合の違いを確かめていただき、選ばれたのは1番人気の
熊本県産畳表麻綿 特級品
い草農家は江嶋 久さん
カチッとした艶のあるイ草と織りの良さとツルッとした表面が人気の農家さんです☆
既存の畳床は2型と呼ばれる建材床+フォーム材の2層畳床で厚さも1寸3分と、やや薄めな事からコシが弱くなっていました。
『新しくするならば長持ちする良いものでお願いします!』
という事で、
ふんわり踏み心地の良い宮城県産稲わら畳床を使用しての新規ご製作のご注文をいただきました。
まずは、採寸作業。
畳の寸法はお部屋ごとに違います。
厚さも違いがあり、54ミリ〜60ミリ厚(1寸8分から2寸)が理想の厚みになりますが、そのお家により畳の厚さも違います。
寸法計測時に、柱の出入りや寄木の歪みなどしっかり見極め、四方の畳の厚さも測ってきます。
今回は厚さ1寸3分仕上がりでしたので、畳床で35ミリの特別注文にて稲わら畳床を酒井寅雄商店さんに作って頂きました。
厚さの調整、さまざまな設定変更をする為、製作時間は多少かかりましたが、重量もあり心地良さもあり、薄くても良い畳表を張れるコシのある良き畳床を製作頂きました!
↓仕上がり1寸3分
製作に取りかかる前の準備として、畳床の縫い留めをかけていきます。
弊社のこだわりポイントでもあります☆
稲わら畳床を裁断するときに、そのまま裁断すると経年変化で膨れてしまう可能性があるので、畳床が膨れ難いよう縫い留めをかけてから一畳一畳寸法通りに切り落としていきます。
マイトスタット防虫紙で畳床の表面を包み込み、安心プラス😌
天然い草の良い香りがする畳表をピンっと張り、畳縁を程よく張って縫い付けて、ブラッシングして完成!
新しい畳を敷き込み、
『お客様から新築みたい!
畳の重さも違う!しっなりしている!』
と、喜びの声を聞けて大変嬉しく思います。
宮城県産稲わら畳床の良さをもっと多くの方へ知っていただけるよう、これからも普及に努めて参ります。
この度は、弊社に御用命頂き誠に有難うございました。